デビューするよという話を聞いてからすぐに懐かしい感覚がして嬉しい気持ちになりながら見た
new jeansの最初のMV。
ディレクターさんがミン・ヒジンさんだと聞いてなるほどな~と思いました。
ソフィア・コッポラ等同じ時代の同じ文化を楽しんだ女性だということを知っていたからです。
時代が変わっても、人間が好きなもの、本能的に惹かれるものは変わりません。
小さいころ、女の子も男の子もそうだと思いますが、
自分だけの宝箱を持っています。私がつくりたいものはそういうものです。
いつまでも古びないもの、いつ見てもいいものです。
本を選ぶときにも、古典を繰り返し開くこともありますが、
いつまでも変わらない本質的なものがそこにあるからなのだと思っています。
好きなものがはっきりあることは大人になるにつれ大変なのだな、と鑑定をしたりサークルで話を聞いていると覆うのですが、
小さなころに好きだったものを思い出せたら、あっという間に戻ってくるのではないだろうかとふと思いました。
私は通信簿に毎年毎年どの先生からも「感受性が強く…」と書かれていました。
当時の私は自分が言われている意味がわからず、読書感想文や作文を書くことが得意だからなのかな、とぼんやり思っていましたが、実は扱いにくい子どもの代替ことばだったのかもしれません。
感受性をシュタイナーの言葉に言い換えれば、「アストラル体」だと思っています。
目に見えないものから影響される部分というイメージです。
私は算命学の命式でも占星術の世界でも感受性が鋭いという要素があるのでその通りなのかな、と思いますが、
これって磨くことができるんですよね。
当たり前のことなのですが、
良い睡眠→栄養→芸術的なもの、美しい精神的なもの(文学等)に触れること
の順に満たされていけば良いのです。
それをベースにお話しを伺うことも多いです。
満たされていればきっと良いものを感受してひらめいたり、行動ができたりすると考えるからです。
細かい占技も大切ですが、まずはそこが大切。
人としてどんな風に生きているのか、楽しんでいるのかは老若男女どなたにも大切なこと。
特に子育て中のお母さんにこそ、訴えたいところですが、なかなか今の社会はそれをおざなりにしがち。。。
余白の時間を持つ勇気が必要なんですよね。。。

昨今も悲しい出来事や事件が報道されていますが、
彼女はしっかり眠れていたのかな、
彼はどうかな、ゆっくり綺麗な景色を感じられる余白はあったかな、
と切ない気持ちになってしまう今日この頃です。
最近の子どもたちは悟っているけれど生きる力が足りない、とよく言われますが、失礼な話です。
どんな社会環境で育んできたのかの結果なので、自分たちを顧みること。
大人も子どもも一緒になって本能的に惹かれるとっておきのものをたくさん集めることからです。
わが子もなかなか自分に自信を持つことができず苦しんでいて、私もその姿と向き合っています。
でも、大丈夫とどんと構えている一つの理由は好きなものがちゃんとあること。
虫や生き物の不思議さ、物語を感じる力がある人なので、
いつでもふとしたときにその宝箱を開けることができるはず。
その大切さを伝えたいな、と思う春なのでした。
これから虫の季節だ、、、🔥
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